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恋愛という明日は…
人を傷つけない恋愛をした事がありますか??
恋愛は、人を傷つけるもの…。
誰がそんな事をいったんだろう。ってずっと疑問だった。俺は、誰も傷つけない愛を模索していたし、もし、そんな完璧な物を手にする事ができたら素晴らしいだろうな…なんてことも考えてた。
でも、恋愛は、人を傷つける物なんだ。
人を好きになるって事は簡単な事じゃない。
ずっとずーっと、その感情が訪れない事もあれば、同じ時期に、しかも一度に、その感情が複数の人に向く事だってある。
その、恋愛の気まぐれさ故に、人はまた傷つき、そしてその傷を癒そうとまた次の恋を探しに行く。
ただ、今回は、俺にもその傷を埋めてくれる人。
つまり、時期を同じくして、奇しくも、相手がした事と同じ過ちを繰り返そうとしていた。
全ては、解決の方向に向かったけれども。
それでも、人って言うのは己の気持ちを殺しきる事ができる生き物ではない。
肉食獣が自分の飢えをなんとかして満たすように、人は己の心の乾きをなんとかして潤そうとする。たとえそれが、かつて思いを寄せた人へであるしても。
小さな小さな、気に食わない事が溜まりにたまって、悪循環を生む。
俺はそんなこと、小さい頃からの経験で分かっていたはず。
かっこいい理想像に近づく為の虚偽の行為なんて、いつかメッキがはがれるだけ。
でも、試みる事はできた。
そして、今までは上手くいってた。
一度、その自分の関わらない恋愛と言うものに触れた時、まるでナトリウムが水と触れ合う化学反応のように、俺のなかで何かが爆発した。
そして、言うべきじゃない事まで、口から出てしまう。
そして、また俺は人を傷つけ、次の段階への足踏みをする。
最後に、正直になろう。
今、俺は幸せだ。
一定期間耐えてきた不安定な恋は、俺の敗北という形で終わりを告げ、その直後に春は訪れた。
春が訪れたのだから…俺は後を濁さずに立ち去ればいい。
そう思っていた。
でも、体がそうは行かなかった。
好きだったという事実。そして、現実のすべてを受け止めようとする姿勢。
自分のしている後ろめたかった行為への理由付けと、その現実に対する嫌悪感。
”友達でいよう”
恋の破局の最後に使われるこの言葉は、相当、神経の図太い人にしか通用しないじゃないか。もしくは、本当に人を好きになった事のない人か…。
信じていた。裏切られる事もわかっていて、それでも信じていた。
バカとしか言いようがないのかもしれないが
それでもそのときの衝撃は並大抵ではなかった。
そして、第二波を耐えなければ行けないときに、また波を起こす。
恋愛ってそういうもんだと思う。
お互いの事を思うが故に、お互いの事を傷つける。
傷つけ合った結果が、憎しみだけの関係だとしたら、そんな寂しい事はない。
でも、それが事実になりうる事もある。
俺は、前を向いて歩くよ。
でもね。そんな全てを受け止めて、かっこ良く歩いて行けるような大人じゃ、まだなかったみたい。一回は演じる事ができたんだけどね。
俺は、隣をみて歩いて行くよ。
新しいパートナーができたから。
新しい、俺の相手が見つかったから。
今度はお互い不安定な恋愛を持つ必要もない。
強いて言うなら、俺の心に残る罪悪感だけ。
俺も、人を傷つけながら歩いている。
俺は…また、俺の今できる事を、俺なりに、精一杯やるよ。
そしてそれが、今大切にすべき人への全てだと思うし、俺が傷つけた人への償いでもあると思う。
春と言う季節の中で、めまぐるしく変わる恋愛の渦。
俺はその中にもまれているだけなのだろうか?? そして
俺はその幻想の中を泳いでいるだけなのだろうか…??
そうじゃないと思いたい。
俺は新たな船を出して、今度こそ、俺は俺の恋愛を手にする。
誰かを傷つけることが会っても、俺は俺の相手を大切にする。守れるだけ守る。
そういう自己満足でいいじゃない。
恋愛って、そういうもんだと思うから。
人は、傷つけて、傷つけられて、恋愛の中を進んでく。
それは誰もが経験した事であり、経験する事だと思う。
ごめんね。
そして…
ありがとう。
最後に、もう一度。
ありがとう。
(2005.3.12)
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